広島修道大学の総合型選抜
■広島修道大学について
広島修道大学は、江戸時代に広島藩に開かれた藩校「講学所」を由来とします。明治維新の制度改革で私立修道学校となり、第二次世界大戦後に中学校や短大が、そして1960年に広島商科大学商学部として大学が開かれました。その後1973年に広島修道大学と改称され、人文学部や法学部などの学部も徐々に増えていき、現在では７つの学部を持つ総合大学となっています。
■広島修道大学のキャンパス
住所：〒731-3195 広島県広島市安佐南区大塚東1-1-1
交通：アストラムライン広域公園前駅にて下車
■広島修道大学の総合型選抜
広島修道大学で行われている総合型選抜は専願であり、合格した場合は入学が義務付けられます。学校推薦ではなく受験生が自身の意思で受験可能である自己推薦制であるともいえます。出願条件や試験内容は学部学科によって異なります。
商学部
出願資格：評定3.5＋外国語・国語・数学・地理歴史・公民のうち２つ以上の評定が3.5
部活・生徒会・留学などの活動実績
提出書類：志望理由書＋活動報告書
試験内容：書類(100点)＋小論文(50点)＋面接(50点)
人文学部 人間関係学科社会学専攻
出願資格：特になし
提出書類：自己申告書
試験内容：課題小論文(100点)＋集団面接(100点)
人文学部 英語英文学科
出願資格：特になし
提出書類：志望理由書＋ゼミナール報告様式
試験内容：英語力試験(120点)＋個別面接(30点)
法学部 法律学科(ゼミナール方式)
出願資格：特になし
提出書類：志望理由書＋活動報告書
試験内容：見解説明と集団討論のゼミナール(100点)
法学部 法律学科(ｽﾎﾟｰﾂ方式＋芸術・文化実績方式)
出願資格：実績＋評定3.5
提出書類：志望理由書＋活動報告書
試験内容：活動報告書(50点)＋小論文・個別面接(50点)
経済学部 現代経済学科・経済情報学科
出願資格：評定3.5
提出書類：志望理由書＋活動報告書
試験内容：書類(50点)＋講義理解力試験(100点)＋個別面接(50点)
人間環境学部 人間環境学科
出願資格：評定3.5
提出書類：志望理由書＋レポート
試験内容：志望理由書(10点)＋レポート(100点)＋筆記試験(50点)＋質疑応答審査(40点)
健康科学部 心理学科
出願資格：特になし
提出書類：志望理由書
試験内容：書類(20点)＋筆記試験(50点)＋集団活動(80点)＋集団討論(50点)
健康科学部 健康栄養学科
出願資格：特になし
提出書類：志望理由書＋課題レポート
試験内容：志望理由書(20点)＋レポート(50点)＋集団活動(80点)＋集団討論(50点)
国際コミュニティ学部
出願資格：特になし
提出書類：志望理由書＋自己推薦書
試験内容：小論文(100点)＋面接(100点)
■広島修道大学 総合型選抜 入試倍率
以下の表は2023年度広島修道大学総合型選抜の入試結果です。まず、どの学部においても活動実績方式での入試倍率は低くなっていることがうかがえます。スポーツや芸術活動などの部活動の実績が出願条件になっていると、どうしても出願しにくくなるため、倍率は低く抑えられますね。一方、そうした実績が必要ないものは倍率が高くなる傾向があり、そうした入試方式で出願する場合は、対策が重要になるといえます。
最も倍率が高くなっているのは心理学科です。近年、どの大学でも心理関係の学部や学科は倍率が高くなる傾向にあり、受験者の人気が集まっているといえます。
■広島修道大学の総合型選抜対策
広島修道大学の総合型選抜は、受験先によって試験内容が異なります。学部や学科によっては事前に提出する書類やレポートが得点化されれるものもあり、そうしたものは時間をかけ丁寧に仕上げる必要があるでしょう。学校の先生にそうした書類の作成に関するアドバイスをもらう場合もあるでしょう。しかし、先生にアドバイスしてもらったものはどうしても平均化します。倍率が２倍を超えてる学部の場合、平均では不合格になりますから、それを超えるようなものを準備する必要が生じます。また、それは小論文についても同じことが言えます。小論文の書き方に関する参考書もありますが、そうしたものを見て書き方を向上させることは必要ですが、それだけでは不十分です。小論文とは書き手が何を訴えているのか、そのことが重要なわけですから、自身の意見をより深める取り組みをし、訴えたいことの質を上げていかねばなりません。
また、総合型選抜というと自己推薦と勘違いし、自己アピールに終始する受験生も依然少なくありません。総合型選抜の入試要項をよく見て、広島修道大学がどんな受験生を求めているかをよく調べ、それに合わせていくことが肝心です。
■二重まるの広島修道大学対策
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