西南学院大学はアメリカ人の宣教師であるC.K.ドージャーが、1916年に創立した私立大学です。設立の経緯からも分かる通りキリスト教色が強く、建学の精神も"Be True to Christ"となっています。語学教育に力を注ぎ、学生には国際性を身につけることを求めており、今のグローバル化が進む時代にマッチした大学である印象があります。
学部は神学部、外国語学部、商学部、経済学部、法学部、人間科学部、国際文化学部があり、文系型の私立大学です。かつてあった文学部は外国語学部に引き継がれました。
■西南学院大学の総合型選抜について
西南学院大学では総合型選抜が行われており、その対象学部は年々拡大されています。た西南学院大学では、この総合型選抜は総合型入学試験という名で行われており、学部によって出願条件や試験内容が異なっています。ここからわかることは、他の多くの大学と同じように、学部独自の判断で合否が決められるということです。提出書類などは学部に合わせて作成する必要があることが注意点となります。
また、いずれの学部もこの総合型選抜は専願となっています。合格した場合は入学することが条件となっていますので、どうしても西南学院大学で学びたいという生徒は、チャレンジすると良いでしょう。
神学部
出願資格:評定3.8
試験内容:小論文試験+面接試験
外国語学部
出願資格:特になし
一次試験:書類
二次試験:講義レポート+プレゼン+ディスカッション
商学部:専門能力重視型
出願資格:全商簿記1級
試験内容:小論文試験+面接試験
商学部:英語4技能重視型
出願資格:英検2級orTEAP225
試験内容:小論文試験+面接試験
経済学部:学びと探究型
出願資格:評定4.0
一次試験:書類
二次試験:講義レポート+面接
経済学部:活動実績型
出願資格:評定4.0
一次試験:書類
二次試験:講義レポート+面接
法学部
出願資格:評定3.8+法律学科は数学の履修、国際関係法学科は英検2級
試験内容:小論文+面接
人間科学部児童教育学科
出願資格:評定4.0+英検準2級
一次試験:書類
二次試験:グループディスカッション+面接
人間科学部社会福祉学科
出願資格:評定3.8+部活の実績
一次試験:書類
二次試験:小論文+面接
人間科学部心理学科
出願資格:評定3.8+数学の履修+英検準2級
一次試験:講義試験
二次試験:グループディスカッション+個人面接
国際文化学部国際文化学科
出願資格:評定4.0
一次試験:書類
二次試験:プレゼンと面接
■総合型入試の注意点
多くの大学では合格後1~2週間以内に入学金のみを納めれば良いのですが、一部の大学ではそれに加えて前期の授業料を納めなければなりません。この西南学院大学も、入学金と前期の授業料を納めなくてはなりません。保護者の方はその点をご注意ください。
さらに、合格者に対して出される課題は5種類ほどあります。本を読みそれに対するレポートを書くというものが多いのですが、読まなければならない本のボリューム、書かなければならない文字数、いずれもが多く、合格者はかなり苦労します。そして、期限までに提出しなかった場合は不合格にするという文言もみられ、西南学院大学はこの点がかなり厳しいといえます。
■西南学院大学の総合型入試の受験倍率
他の大学同様、総合型選抜を含めた推薦入試の受験者は年々増加しており、西南学院大学もその影響を受けています。その受験者数や受験倍率を見てみると、もちろん学部や学科によって差はあるものの、2021年度入試において、志願者数は177名、合格者数は95名と、総合型選抜の入試倍率は2.0倍を下回っていました。しかし2024年度入試においては、志願者229名、合格者数115名と、入試倍率はほぼ2倍となりました。
このように西南学院大学の総合型入試は年々志願者数が増え、倍率も高まっております。一方で一般入試は、毎年18000名ほどが受験し、合格者は6000名ほどであり、入試倍率は3倍ほどです。このことから、西南学院大学を第一志望として考えているなら、総合型選抜での受験を視野に入れると良いでしょう。
■総合型選抜の専願である大学を複数受験できるか?
西南学院大学の総合型選抜は専願ですが、他の大学に比べると受験の時期がやや遅めです。例えば関西の私大は福岡大学と同じように、11月の頭に合格発表が行われる大学が多くあります。よって、関西の私大を受験し、もしそちらが合格すればそこへ進学する。そちらが不合格だった場合には西南学院の二次試験を受験する。こうした受験プランを立てる生徒もおります。
西南学院は専願ですが、これはあくまで「合格した場合には入学すること」を条件としているわけです。よって「他大学の試験を受ける」ことまでは強制されません。ちなみに、経済学部と人間科学部は二段階選抜となっています。たとえ一次試に合格しても、二次試験に行く必要はありません。二次試験を受けるかどうかはあくまで、受験生の意志なのです。
したがって、同じく専願である福岡大学の総合型選抜を受験し、11月の頭に福岡大学に合格すれば、西南は受験に行かないというようなことも可能です。
■総合型選抜の試験内容
日本には700を超える大学がありますが、総合型選抜の情報をオープンにしている大学もあれば、そうではない大学もあります。西南学院大学は後者になり、総合型選抜の過去問題や入試内容は非公開となっています。また実際に行われる試験では、配られた問題は回収され、受験生は持ち帰れないようになっています。
このように西南学院大学は総合型選抜の情報を厳しく管理しており、受験生は何をどう対策して良いかということに頭を痛めるでしょう。受験生に求められるのは、なるべく実際の試験に近い形式の対策もそうですが、そこまで内容を秘密にする西南学院大学が、何を求めているかを考えることです。
西南学院大学と難易度が似ている愛知県にある南山大学は、試験問題がかなり難しくなっています。しかし西南学院大学の小論文などは、南山大学ほど難しくはありません。問題を非公開にし問題の難易度が低い。このことから西南学院大学は、対策よってどれほどの力を身につけたかではなく受験生の基礎力を見ている、そう捉えると良いでしょう。
外国語学部の試験内容
外国語学部は二段階選抜になっており、一次試験は書類のみとなります。ここで注意がが必要なことは、二次試験で課されるプレゼンテーションの資料の提出が必要になることです。プレゼンテーションのやり方によって資料を提出する必要がない場合もありますが、多くの受験生は志願表などと共に資料提出が必要になることでしょう。
二次試験は講義レポート、プレゼンテーション、グループディスカッションです。この講義レポートは60分程度の講義を聞き、その後その講義に関する内容の理解を問う問題や、講義内容に関する小論文が課せられます。これはそれほど難しくはありませんので、日頃から小論文の練習に取り組んでいれば、難なくこなせるはずです。
この試験後は10名ほどのグループに分かれ、各受験生が5分程度のプレゼンテーションを、他の受験生の前で行う形になります。その後は同じ10名ほどグループのメンバーとのグループディスカッションになります。
2022年度の外国語学部の総合型選抜においては、一次試験で不合格になる生徒はあまりおらず、不合格になった生徒の多くは二次試験でした。したがって、一次試験に通過したからといって気を抜けませんから、準備段階から書類提出後はすぐに、二次試験対策に取り組むと良いでしょう。
■対策で重要なこと
西南学院大学の総合型選抜の入試結果を見ると、志願者数はあまり変わらないものの、2020年度入試より2021年度入試の方が合格者数は減り、倍率は高くなっています。ちなみに2021年度入試の倍率はおよそ2倍です。
有名私立であるのに2倍でも倍率は低い、これは専願であることに加え、ある程度の能力がなければ合格は出来ないのではないかという受験生の考えも反映されているでしょう。実際に、志願者が定員に達していないのに多くの受験生が不合格になったケースもありますから、倍率だけで受験先を選ぶのは危険でしょう。
受験生にとり重要なことは、志望理由書や学習計画書を時間をかけて作り上げることです。このお手伝いは塾が最も得意とする部分ですが、この作業で短くても3週間は欲しいところです。さらに、講義レポートや小論文の対策に関しても、前年度の問題やこれまでの傾向を調査し、その対策に関しても時間をかけてするとよいでしょう。
西南学院大学の入試結果を見ると、一般入試に比べこの総合型選抜の倍率はかなり低く、ここに勝負をかける価値は大いにあります。
■二重まる学習塾の西南学院大学総合型選抜対策
当塾の合格実績
2022年度入試・・・受験者1➡合格者1(外国語学部)
2023年度入試・・・受験者1➡合格者1(法学部)
2024年度入試・・・受験者1➡合格者1(外国語学部)
指導時間や受験する大学の数に制限なし
塾によっては指導時間や受験する大学の数に制限をかけている場合もあります。またその制限を超えると、追加料金が必要な場合もあります。当塾ではそうした指導時間や受験する大学の数に制限は設けておりません。料金も追加で頂くことはありません。
塾長が直接指導
指導する先生がコロコロ変わり、毎回のアドバイスが異なるという塾も存在します。総合型選抜は短期決戦ですので、指導者がコロコロ変わる塾はお勧めしません。当塾では塾長自ら指導しますので、提出書類や小論文は系統的な指導を受けることが出来、やればやるほど上達します。
当塾の対策
①提出書類や小論文、そしてプレゼン・面接対策を、オンライン毎日行います。
②講義レポート対策、グループディスカッション対策も可能です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤西南学院大学の合格者も2年連続輩出しております。
■二重まるを選ぶ5つの理由
①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
■説明会・対面授業の情報
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