獨協大学の公募制入試について
■獨協大学について
明治維新後、日本は進んだ西洋の憲法や文化を取り入れようとし、中でもドイツをお手本にした部分が多いことは有名です。そんな中、1883年にと一ごとドイツ文化の習得を目的に設立された獨逸学協会学校が、獨協大学の始まりです。今でも獨協大学はドイツ教養主義精神を原点にしており、ゼミなどで教員と学生がふれあう機会を多くしています。
■獨協大学のキャンパス
住所：〒340-0042 埼玉県草加市学園町1番1号
ｱｸｾｽ：東京メトロ獨協大学前より徒歩5分
■獨協大学の総合型公募制入試に関して
獨協大学では課外活動推薦入試などもありますが、受験しやすいのはこの総合型公募制入試になるでしょう。この総合型公募制入試は、受験先が同じ学部や学科であっても、併願可能な方式とそうでない方式があります。併願可能なものも確かにあるものの、専願のものに比べ受験資格のハードルは高くなります。
獨協大学は学部・学科ごと、そして入試方式ごとに受験資格が細かく設定されており違いも多いので、以下に詳しく記していきます。
■獨協大学 外国語学部の総合型公募制入試
ドイツ語学科Aグループ(専願)
出願資格：ドイツ語検定3級
選考方法：小論文(100点)＋ドイツ語面接(60)点
ドイツ語学科Bグループ(専願)
出願資格：英検1980など
選考方法：小論文(100点)＋日本語面接(60)点
ドイツ語学科Cグループ(併願)
出願資格：ドイツ語既修者
選考方法：ドイツ語(100点)＋ドイツ語面接(60)点
英語学科Aグループ(専願)
出願資格：英検2150orTEAP240+評定3.5
選考方法：小論文(100点)＋英語と日本語の面接(60)点
英語学科Bグループ(併願)
出願資格：英検2250orTEAP300+評定3.5
選考方法：小論文(100点)＋英語と日本語の面接(60)点
フランス語学科Aグループ(専願)
出願資格：フランス語検定準2級
選考方法：小論文(100点)＋フランス語面接(60)点
フランス語学科Bグループ(専願)
出願資格：英検1980orTEAP226
選考方法：小論文(100点)＋日本語面接(60)点
フランス語学科Cグループ(併願)
出願資格：フランス語既修者
選考方法：スランス語(100点)＋フランス語面接(60)点
■獨協大学 国際教養学部の総合型公募制入試
言語文化学科Aグループ(専願)
出願資格：英検2000orTEAP240
選考方法：小論文(100点)＋日本語面接(60)点
言語文化学科グループ(専願)
出願資格：英検2200orTEAP315
選考方法：小論文(100点)＋日本語面接(60)点
■獨協大学 経済学部の総合型公募制入試
経済学科・経営学科 Aグループ(専願)
出願資格：英検1980orTEAP205
選考方法：英語(100点)＋日本語面接(60)点
経済学科・経営学科 Bグループ(専願)
出願資格：全商1級を３つor数検2級など
選考方法：英語(100点)＋日本語面接(60)点
国際環境経済学科 Aグループ(専願)
出願資格：英検1980orTEAP205
選考方法：英語(100点)＋日本語面接(60)点
国際環境経済学科 Bグループ(専願)
出願資格：数検2級など
選考方法：英語(100点)＋日本語面接(60)点
■獨協大学 法学部の総合型公募制入試
すべての学科 Aグループ(専願)
出願資格：英検1728orTEAP186or評定3.9
選考方法：英語(100点)＋小論文(100点)＋日本語面接(60)点
■獨協大学の総合型公募制入試対策
まず獨協大学の総合型公募推薦は、併願可能なものもありますが、出願条件が専願のものに比べ高く設定されています。このことから、まずは他大学の受験に取り組み、獨協大学は入試日程がやや遅めですから、滑りう止めとして捉えると良いかもしれません。そうすることで、様々な大学との入試日程の組み合わせがうまくいくかと思います。
提出すべき書類は他大学のAOや総合型選抜に比べ少なくなります。それは、獨協大学は総合型といっているものの、やはり公募推薦に近いからでしょう。書類自体に対する得点はありませんが、面接の質問の材料になるため、それなりのものを提出することで、面接の得点に影響します。
対策で重要視すべきことは、配点から言って小論文となるでしょう。どの学部も試験時間は60分でも字数は800字以内となります。800文字の場合は的確な具体例を示しながらも、だらだら述べるのではなくある程度要約しながらすっきり論述することが必要になってきます。意見を書く練習はもちろん、要約の練習もすると良いでしょう。
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