■津田塾大学について
津田塾大学は東京にある女子大です。もちろんこの大学の創始者は、明治時代に岩倉使節団として欧米各国を訪問した津田梅子です。1990年に女子英学塾として誕生し、女性の地位向上と、国際化に大きく貢献しました。そういった歴史もあり、今でも英語教育には定評があります。東京の私立大学で英語を学ぶなら、上智・ICU・津田塾と言われるほどです。ただ、東京にある大学としては、地味であるというイメージを持っている人も多くいます。おそらくその理由は、学生にしっかり勉強をさせるからではないでしょうか。
2017年4月に、津田塾大学は千駄ヶ谷キャンパスに総合政策学部を開きました。それに伴い英語名が、Tsuda CollegeからTsuda Universityへと変更されました。
●小平キャンパス
住所:〒187-8577 東京都小平市津田町2-1-1
学部:文芸学部
●千駄ヶ谷キャンパス
住所:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-18-24
学部:総合政策学部総合政策学科
■津田塾大学の総合型選抜について -専願か併願か-
津田塾大学のAO入試は専願になります。募集要項に「津田塾大学を第一志望とし、合格したら入学を確約できる者」と記載されています。しかし、そうは書いてあっても専願ではない大学が存在するのも事実です。ですが入学金や学費の納付期限から、津田塾大学のAO入試は、専願であると言い切れます。
■津田塾大学の総合型選抜 -合格者の学費納付期限-
津田塾大学のAO入試は10月に行われ、合格発表は11月頭になります。多くの大学のAO入試では、合格後は入学金(\20~30万ほど)を納め、前期授業料は3月末までに納めるのが一般的になっています。しかし津田塾を含め一部の大学では、入学金とともに前期授業料も納めなければなりません。学部によって料金は前後しますが、津田塾大学をAO入試で合格した生徒は、11月中に¥700,000-ほどの金額を納めなければいけないことになります。
■津田塾大学総合型選抜 学芸学部 英語英文科
出願資格
・高校卒業資格を有するもの
・第一志望で入学を確約出来る者
提出書類
・調査書
・志望理由書1200字
・英語資格証明書(英検・TEAP・GTEC CBTなど)
一次審査
・書類審査のみ
二次審査
・英語による講義/サマリー(60分)
・英語によるディスカッション(30分)
・英語面接
■津田塾大学AO入試 学芸学部 国際関係学科
出願資格
・高校卒業資格を有するもの
・第一志望で入学を確約出来る者
提出書類
・調査書
・志望理由書1200字
・課題論文2000字
・英語資格証明書(英検・TEAP・GTEC CBTなど)
一次審査
・書類審査のみ
二次審査
・日本語小論文(60分)
・面接
■津田塾大学AO入試 学芸学部 多文化・国際協力学科
出願資格
・高校卒業資格を有するもの
・第一志望で入学を確約出来る者
提出書類
・調査書
・志望理由書1200字
・課題論文2000字
・英語資格証明書(英検・TEAP・GTEC CBTなど)
一次審査
・書類審査のみ
二次審査
・プレゼンテーション
・面接
■津田塾大学AO入試 学芸学部 情報科学科
出願資格
・高校卒業資格を有するもの
・第一志望で入学を確約出来る者
提出書類
・調査書
・志望理由書1000字
・学習テーマ概要150字
・英語資格証明書(英検・TEAP・GTEC CBTなど)
一次審査
・書類審査のみ
二次出願
・二次出願時に学習テーマに合わせた小論文を提出
二次審査
・面接(出願時に提出した小論文の内容について)
■津田塾大学AO入試 総合政策学部 総合政策学科
出願資格
・高校卒業資格を有するもの
・第一志望で入学を確約出来る者
提出書類
・調査書
・志望理由書1200字
・英語資格証明書(英検・TEAP・GTEC CBTなど)
一次審査
・書類審査のみ
二次審査
・日本語小論文(60分)
・面接
■津田塾大学AO入試 QA
1.英語資格はどの程度のものを提出すればよいか
提出しなければならない書類は、必ず提出しましょう。それが仮に英検3級や準2級であったとしてもです。提出しないと出願資格を満たしていないと判断されます。3級や準2級ではおそらく評価はされませんが、それは加点されないという意味にすぎません。
例えば調査書には、受験生の評定が書き込まれています。評定が良ければそれは加点の対象になりますが、それほど良くない場合は加点されません。「部活動で優れた実績を残している」他の大学のAO入試では、こういった出願条件を目にすることもあります。この場合も、全国大会なのか、地区大会なのか、都道府県大会なのかによって、加点の幅が違ってきます。
津田塾大学の英語資格の場合もそれと同じだと考えましょう。本来なら英検2級程度は取得しておくべきですが、たとえ準2級しかなくても、加点はされませんが出願資格は満たすのです。
2.国際関係学科の課題論文は何を書けばよいか
大学の推薦入試で課せられるこうした課題レポートの命題は、毎年変わるということがほとんどです。しかし津田塾大学学芸学部国際関係学科の場合は、「世界の問題」が明だとなるケースが多くあります。このようにこれまでの傾向が分かっていれば早めの対策が出来るといえますが、それ以外のことも知っておく必要があります。例えば、津田塾が授業で良く取り上げているテーマなどを知っておくことは、極めて重要です。なぜならそうした命題は、津田塾が入学するにふさわしいと考えているものだからです。あなたが受験する時には、与えられた命題にことを深く考えることになるのでしょうが、それと同じくらい視野を広げることも重要なのです。
3.情報科学科のAO入試について
情報科学科のAO入試は、いくつかのテーマの中から一つを選び、自分なりに取り組み、研究し、その成果を小論文にまとめ、発表する入試です。一次出願時に150字以内で学習テーマの概要を書き記さねばなりません。情報科学科のAo入試のポイントはまさにここにあるでしょう。150字はかなり字数が限られていますから、自分が学びたいテーマをかなり要約し書き記さねばなりません。しかも、それが合否の評価対象になるわけですから、1000書く小論文よりも難しいと言えます。
4.日本語小論文は難しいか
総合型選抜(AO入試)では小論文試験がある場合が多く、津田塾もそのうちの1つです。津田塾の場合、試験時間は60分ですから比較的書きやすいと言えるのですが、内容はやや難しいと捉えた方が良いでしょう。複数の資料を読み取りそこから1つの答えを導き出すような問題が出題されたこともありますから、資料読み取り型の小論文の練習も欠かせません。また、津田塾の設立の理念から女性問題や、国際情勢に関するものがテーマとなる場合が多いように感じます。
5.情報科学科の試験内容
情報科学科では数学の力が審査されます。主に理系の生徒を対象にしたものですから、数学の中でも数Ⅲの知識が問われます。したがって、文系で数ⅡBまでしか高校で習っていないという生徒は、ここで苦戦することでしょう。しかし数Ⅲの問題といってもそれほど難しいわけではありませんから、理系で履修済みの生徒であれば、なんとかなります。
■津田塾大学総合型選抜(AO入試) まとめ
1.津田塾大学のAO入試は専願である。
2.津田塾大学AO入試合格者は、11月中に入学金と前期授業料を一度に納付する。
3.英語資格証明書は、たとえ低いレベルであっても提出する。
4.英語資格は最低でも2級はないと加点の対象にはならない。
5.資料読み取り型の小論文の練習をしておく。
6.女性問題、国際情勢についてしっかり調べておくことが、小論文で役立つ。
7.面接では、事前提出書類や、二次試験の内容から問われる。
8.情報科学科は数Ⅲの問題をしっかり復習しておく。
■二重まるの対策
出願書類の作成はもちろん、女性問題、資料読み取り型の小論文、これらを徹底的に対策します。当塾では2021年度入試において合格実績があり、その際の指導をさらにブラッシュアップした質の高いものを、受検を希望する生徒に提供いたします。
■二重まるを選ぶ5つの理由
①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
■説明会・対面授業の情報
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