■明治大学について
明治大学の設立者は?そう聞かれて答えられる人は少ないかもしれません。大隈重信、伊藤博文、津田梅子といった、歴史の教科書に登場するような人物ではありませんからね。といっても明治大学は、他の有名私立同様、日本が開国した明治時代に設立された大学の1つです。青年法律家であった岸本辰雄、宮城浩蔵、矢代操らによって設立された明治法律学校が明治大学の前進であり、法学部が看板学部だという意見があるのも、こうした歴史があるからなのです。
■明治大学のキャンパスについて
和泉キャンパス
〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1
法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部(各学部1・2年次)
駿河台キャンパス
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部(各学部3・4年)
中野キャンパス
〒164-8525 東京都中野区中野4-21-1
国際日本学部・総合数理学部
生田キャンパス
〒214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1
理工学部・農学部
■明治大学の総合型選抜
明治大学の総合型選抜は学部ごとに多様であり、一覧にしてまとめると以下のようになります。それぞれ、試験内容はもちろん、願書提出期間や併願可能か専願なのかの違いもありますので、それらについては詳しく説明いたします。
文学部 自己推薦特別入学試験
商学部 公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用)
商学部 公募制特別入学試験(全国商業高等学校長協会会員校対象)
農学部 地域農業振興特別入学試験
農学部 自己推薦特別入学試験
国際日本学部 自己推薦特別入学試験
総合数理学部 自己推薦特別入学試験
政治経済学部 グローバル型特別入学試験
法学部 海外就学者特別入学試験
理工学部 アドミッションズ・オフィス(AO)入学試験
■文学部自己推薦特別入試について(併願)
出願資格
・評定3.5以上
・大学での学びにつながる活動
試験内容
一次試験:書類
二次試験:小論文+面接
この入試における出願資格は評定3.5と決して高くはありません。むしろ重要なことは、入学後の学びに繋がる、活動実績になるでしょう。ただこの活動実績は、評価の良し悪しではなく、その活動から得た知識や経験を、どのように入学後の学びにつなげるとかという明確なビジョンがあるかどうかです。
また、難しいのは語学試験の取り扱いについてです。大学での学びにつながる活動実績の1つに語学試験を掲げることも認められており、英検の場合は2級以上が1つの基準になります。では、語学試験以外の活動を掲げた場合、語学資格は必要ないのかという疑問が生じます。その場合、出願することは確かに可能なのですが、合格するかというと実際には難しい印象があります。
■商学部公募制特別入学試験(全商校協会会員校)(併願)
出願資格
・全商検定1級を6つ以上
・日商簿記2級以上
・英検準2級以上
・評定4.2以上
・欠席10日以下
・現役生のみ
試験内容
口頭試問のみ
この入試は商業科などの、高校を卒業する予定の高校3年生のみを対象に行われます。試験内容は口頭試問のみとなり、入試倍率も高くありません。楽な印象を受けると思いますが、まず出願できるのが商業科などの高校に限られている子と、そして全商1級の資格が6つなど、出願資格が大変厳しいために、出願できるか否かが最初の関門となるでしょう。資格の取得も大変ですが、それに加えて評定も高く設定されていますので、真面目に高校生活を過ごしてきたか否かが問われるといっても良いでしょう。
試験の口頭試問ですが、面接とは異なり、知識があるかどうかを問われます。その質問に関しても、僕の資格のを取る際に学んできたことをそのまま問うようなものではなく、例えば「なぜ地方銀行の経営は縮小しているのか」など、実態に合わせたようなことが問われます。したがって、高校の学びの延長線上に試験があるというより、それなりの対策をしていく必要があると言えます。
■農学部自己推薦入学試験(専願)
出願資格
・評定4.0以上、または評定3.5+優れたスポーツ以外の実績
試験内容
一次試験:書類
二次試験:講義レポート+面接
二次試験は講義レポートの様なものになりますが、その際テーマになることは、各学科の学びにつながるようなもの、つまり農業に関することです。この入試は比較的出願しやすいものになりますが、やはりそれなりの農業の知識を持ち合わせていることが欠かせません。
当塾にも、かつて農学部などを志望する生徒がおりました。その生徒は自分の家の畑の手伝いをし、農業経験を積みながら、野菜ソムリエの資格などを取得するなどの取り組みを行ていました。
つまり、出願者の中にはそれなりの経験を積む受験生も一定数含まれますから、出願のしやすさだけに目を囚われるのではなく、それなりの知識はもちろん、ある程度の経験を積むなどの受験対策が、合格には必要になります。
■農学部地域農業振興特別入学試験(専願)
出願資格
・評定4.0以上、または評定3.5+優れたスポーツ以外の実績
・募集は食料環境政策学科のみ
試験内容
一次試験:書類
二次試験:プレゼン+面接
この試験の最大の特徴は、プレゼンテーションが課せられることにあります。こちらも自己推薦同様に、本を読んで得た知識だけでは、合格をつかみ取ることはなかなか難しいものがあると言えます。実際に農作物を栽培してみる、地域の農業の課題を実際に聞いて回る、何らかの資格を取る。そのような実体験、そしてその過程で身についた知識、そういったものが必要になるとお考え下さい。
農業とは奥深いもので、品種のことだけではなく、水や無駄だと思われている雑草のことなどを学びます。プレゼンでは本から学んだ「知識」の部分ではなく、そうした経験に基づいた「気づき」を中心に組み立てると良いでしょう。
■政治経済学部グローバル型特別入学試験(併願)
出願資格
・英語資格(英検準1級/TEAP285など)
試験内容
試験:日本語+面接
この試験は一次試験のみとなり、書類、日本語、面接などで合否が判断されます。この日本語というのは、小論文に国語の要素を含んだものだとお考え下さい。小論文の試験は一般的に、指定された文字数の文章を書くというものになるのですが、このグローバル型特別入試は日本語となっている通り、小論文の要素もありますが、一般的な模試の様な国語の要素をも含まれるものだとお考え下さい。試験時間90分の中で、そこにある文章や資料の内容に関する問いに加え、自分の考えを書き表す内容となるのです。
①明治大学は学部や学科により、入試方式が異なる。
②農学部の自己推薦や地域農業振興入試は専願である。
③文学部の自己推薦は、出願条件を満たしていても外国語資格があるとよい。
④商学部の商業高校公募推薦は倍率は低いが出願条件は厳しい。
⑤政治経済学部のグローバル型特別入試は、小論文+国語の模試だと考える。
⑥明治大学の総合型選抜は、農学部以外は併願可能。
■二重まるでの対策
明治大学の総合型選抜は併願が可能であるため、受験者は他の大学も視野に入れて準備を進めることでしょう。当塾では指導時間に制限はなく、大学を何校受験しても追加料金は発生しません。なおかつ、ほぼ毎日指導が可能ですから、短期間のうちに準備や対策を進めることが必要な総合型選抜(AO入試)対策には適した環境です。無料体験も可能ですので、明治大学志望者は是非お問い合わせください。
■二重まるを選ぶ5つの理由
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