■成城大学
成城大学の祖は文部次官や東北・京都帝国大学総長などを歴任し、文部官僚として近代日本の教育制度の確立に貢献した澤柳政太郎です。公教育に限界を感じ、退官後に小学校を作ったのが成城学園の始まりです。成城大学は昭和25年に開学し、開学当初は経済学部と理学部がありました。経済学部は今でも成城の看板学部といって良いでしょう。卒業生としては羽田孜や小渕優子といった政治家や、及川光博やえなりかずきといった数々の芸能人も有名です。
■成城大学の立地・アクセス
住所:〒157-8511 東京都世田谷区 成城6-1-20
アクセス:新宿から小田急線で15分。最寄り駅は成城学園前。
■成城大学の総合型選抜(AO入試)
併願の可否について
成城大学の総合型選抜は他大学との併願が可能です。成城大学では経済学部、文芸学部、法学部、社会イノベーション学部で総合型選抜が行われており、これら4つのすべての学部を受験することも可能です。
入試日程について
成城大学の入試日程は、東京にある他の私立大学と概ね同じだとお考え下さい。合格した場合の入学金の支払いは12月上旬までとなっています。これは、複数の大学に合格した場合でも、選ぶことが出来るタイミングとなっています。
その他
先述の通り、成城大学の総合型選抜は経済学部、文芸学部、法学部、社会イノベーション学部で行われております。出願資格や試験内容は細かな点で違いがありますから、学部ごとに入試要項をよく見る必要があります。
■成城大学 経済学部の総合型選抜(AO入試)
出願条件
評定:3.8以上
資格:英検2級など
提出書類
志望理由書や活動報告書など
試験内容
一次試験は書類審査となり、合格者は二次試験へと進みます。二次試験では、90分で1200文字の小論文を書き、その後面接が行われます。
対策のためのアドバイス
成城大学経済学部の総合型選抜で特徴的なことは、小論文が1200文字あることです。文字数としては比較的多く、それなりの練習が必要です。他の学部の問題と見比べてみると、成城大学の中では経済学部の問題が、最もオーソドックスな小論文形式であることが分かります。したがって成城大学の経済学部を受験する生徒は、出願の際の提出書類の作成段階から、文章、ストーリー構成などを学ぶと良いでしょう。そして出願が終わったら本格的に1200~1500文字程度の小論文を書く練習を。もちろん練習はただ書くということだけに意識を向けるのではなく、世の中の経済に関するある程度の知識と、自らの意見を掘り固める取り組みも必要になります。
■成城大学 文芸学部の総合型選抜(AO入試)
出願条件
・英文学科+ヨーロッパ文化文学科
英検2級以上
・マスコミュニケーション学科
評定3.7以上
提出書類
志望理由書など
試験内容
一次試験は書類審査となり、合格者は二次試験へと進みます。
二次試験は面接のみとなります。
対策のためのアドバイス
文芸学部の総合型選抜は他学部と同じく二段階選抜ですが、一次試験書類のみ、二次試験は面接のみとなります。比較的受験しやすいと言えますが、その分、事前に提出する志望理由書などの書類、および取得している資格などが重みをもつことになるでしょう。
マスコミュニケーション学科は英語などの資格は必要なく、評定さえあれば受験可能です。そうなると重視されるのは志望理由書です。なぜマスコミなのか、その理由は社会課題に焦点を当てるべきです。それも一般的にはあまり認知されていない、今は埋もれてしまっているけれども社会的に意味のある課題を見つけ、それを志望理由書に書く。そうすることが大切でしょう。
■成城大学 法学部の総合型選抜(AO入試)
出願条件
特になし
提出書類
志望理由書など
試験内容
一次試験は書類と文章読解力審査となり、合格者は二次試験へと進みます。
二次試験は面接ですが、ここでも資料分析や表現力が審査されます。
対策のためのアドバイス
他の大学もそうですが、成城大学でも法学部は文章読解能力の有無が審査の対象となります。法学部らしく文献や判例を読み取る能力がある受験生を求めているのでしょうね。一次試験は模試で見るような論説文を長くしたものを読み、模試で見かけるような問いに答えていく形になります。もちろん題材となるのは法や契約といった法学部で学ぶ内容となりますので、なじみが薄いと感じるものかもしれません。また、数は多くありませんが100~150文字程度で説明を求められるような問題もあります。
二次試験も資料の分析や表現力が審査されるとありますが、表現力に関しては他の大学の面接でも必要となります。したがって、資料分析に関する練習と救数の視点から物事を見て、自らの考えを発するという練習をすると良いでしょう。
■成城大学 社会イノベーション学部の総合型選抜(AO入試)
出願条件
特になし
提出書類
志望理由書など
試験内容
一次試験は書類、課題図書に対する小論文。
二次試験は面接になります。
対策のためのアドバイス
社会イノベーション学部は基礎学力審査、および課題図書に対する小論文があり、成城大学の他の学部に比べ、学力を問う割合が大きいと言えます。総合型選抜=受かりやすいという等式は間違えではありません。しかし成城大学の総合型選抜の中で社会イノベーション学部は、もっともその等式から遠いところにあるといって良いでしょう。
さて一次試験の課題小論文ですが、まずは指定された図書を事前に四でおき、書籍の中に書かれていた内容に対する問いと、自身の意見を書く問題が出題されます。この指定される書籍はいわゆる社会学で扱われるような内容で、例年まぁまぁ難しいものになっています。その内容を理解することが難しいと感じる生徒も少なくありません。受験生は書籍の内容を暗記することは必要ありませんが、その中で述べられていることを理解する必要があります。よって繰り返し2度3度読み、自分の意見を持つようにしましょう。実際の試験ではその内容の確認と、自分の意見が問われるような問題が出題されるとお考え下さい。この対策は、日頃から小論文対策を通じて文章力を鍛える必要がありそうです。
■二重まる学習塾の成城大学総合型選抜対策
①オンラインだけど対面授業もあり
オンラインのメリットは自宅でも指導を受けられることですが、先生と会うことも大切だとお考えの方もいらっしゃるでしょう。当塾では東京(新宿)にて対面授業も行います。とくに面接対策などでは、こうした対面授業の有無が、試験当日大きな差を生むことになります。
②指導時間や受験する大学の数に制限なし+追加料金もなし
塾によっては指導時間や受験する大学の数に制限をかけている場合もあります。またその制限を超えると、追加料金が必要な場合もあります。当塾ではそうした指導時間や受験する大学の数に制限は設けておりません。料金も追加で頂くことはありません。
③塾長が直接指導
先生がコロコロ変わるため、毎回アドバイスが異なるという塾も存在します。総合型選抜は短期決戦ですので、指導者がコロコロ変わる塾はお勧めしません。
当塾では塾長自ら指導しますので、提出書類や小論文は系統的な指導を受けることが出来、やればやるほど上達します。
■二重まるを選ぶ5つの理由
①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
■説明会・対面授業の情報
説明会の情報はこちら➔説明会