■名城大学について
名古屋市内に4つのキャンパスを構える名城大学は、中部圏最大の総合大学です。9つの学部と23の学科がある分離総合の大学であり、学生数は15,000人を超えます。そのうち女子の割合は35%ほどで、その割合は年々高まっています。その歴史も古く設立は1926年、なんと大正時代に設立された長い歴史をもつ大学です。
■名城大学のキャンパス
天白キャンパス
〒468-8502 名古屋市天白区塩釜口一丁目501番地
名古屋ドーム前キャンパス(外国語学部 人間学部 都市情報学部)
〒461-8534 名古屋市東区矢田南四丁目102番9
八事キャンパス(薬学部)
〒468-8503 名古屋市天白区八事山150番地
■名城大学の総合型選抜について
名城大学は2019年度入試まで、総合型選抜(AO入試)は行われていませんでした、ですが2020年度入試から外国語学部において、英語ディスカッションというAO入試が行われることが発表されました。これが名城大学では最も今の総合型選抜(AO入試)に近い入試といえます。この英語ディスカッション入試以外にも、名城大学では様々な公募推薦などにおいて出願しやすいものがあります。推薦の制度や受験する学部によって、併願か専願かが異なっていたり、試験内容が異なっていたりしますから、それぞれの内容を注意深く見る必要があります。
■外国語学部:英語ディスカッション入試(総合選抜)
試験日程
出願期間:9月上旬
一次内容:書類審査
一次発表:9月下旬~10月上旬
二次試験:10月中旬
二次内容:日本語小論(40)+英語ディスカッション(60)
二次発表:11月上旬
出願条件
出願資格は以下の英語資格を有していることです。高校生が多く取得しているのは英検でしょうから、英検2級を取得している生徒は受験を考えてみてください。ちなみに、かつて行われていた英語資格者特別入試では、英検2級でスコアが2150以上が必要でした。しかし今ではそのスコア基準は撤廃され、英検2級で出願できるようになっています。
① 実用英語技能検定試験(英検):2級以上
② TOEIC(L&R):500点以上(公開テストのみ)
③ TOEIC Bridge:155以上
④ TOEFL iBT:50点以上
⑤ IELTS:4.0以上
⑥ GTEC(4技能):1000点以上(オフィシャルスコアのみ)
⑦ GTEC(3技能):600点以上(オフィシャルスコアのみ)
⑧ GTEC CBT:840点以上
⑨ TEAP(R+L):100点以上
⑩ ケンブリッジ英語検定試験:PET以上
⑪ 国際連合公用語英語検定試験:C級以上
試験内容
一次試験は書類審査のみとなります。調査書や将来の抱負などを記した志望理由などによって合否が決まります。
二次試験は小論文と英語ディスカッションになります。小論文は英文の課題について日本語で400字以内で論述する形式です。これは60分の時間が与えられており、配点は40点です。さらに受験生が4人以内のグループになり、与えられたテーマについて英語で討論するグループディスカッションが課せられます。これは20分程度行われ、配点は60点と小論文よりも高い配点になっています。
英語ディスカッション入試とも名付けられていることからも、その能力が合否に大きく影響する入試となるでしょう。ディスカッションは20分間で、自己紹介や質疑応答も含むことから、時間としては案外短いものになります。与えられるテーマは身近で特別な知識がなくても討論できる内容、さらには一次試験合格者にはテーマのヒントが与えられるとのことですから、求められるのはそれなりの英語力とコミュニケーション能力ということになるでしょう。
20分間は意外に短いものですから、積極的に自分の意見を言うことが求められます。さらに、こうしたグループディスカッションや集団面接では、積極性だけではなく協調性も重要な評価事項となります。自分だけが発言しようとするのではなく、相手の意見にも耳を傾ける姿勢も重要です。
■経営学部国際経営学科:英語資格取得者特別入試(特別入試)
出願条件
出願資格は英語資格を有していることです。しかしその基準は英検準2級でも出願可能ですから、より多くの高校生が出願できるといえます。
① 実用英語技能検定試験(英検):準2級以上
② TOEIC®:450点以上(公開テストのみ)
③ 全商英語検定:1級以上
試験内容
英語(配点100):英語に関する記述試験(英文和訳と英作文)
面接(配点50) :個人又はグループ面接
■経営学部経営学科:簿記会計別入試(特別入試)
出願条件
出願資格は日商簿記を取得していることとなり、おもに商業系高校の生徒が対象になるでしょう。後述する専門高校特別入試では出願条件に評定3.8という設定があります。評定がこの値に達していなければ、こちらの入試を視野に入れましょう。
試験内容
簿記・会計の試験(100点)+面接(50点)
■専門高校特別入試:経営学部・経済学部・都市情報学部
出願条件
商業、情報処理、国際関係に関する学科に在籍する生徒。
試験内容
基礎学力調査+面接+書類
*基礎学力調査は、小論文と英語がある。
■公募推薦も見逃すな!
名城大学は他大学に比べ、総合型選抜の募集枠は少ないといえます。しかしながら、公募推薦も見逃せないというのが特徴かもしれません。通常、公募推薦が2科目から3科目の学科試験が課せられますが、名城大学の公募推薦は一部の学部の試験は小論文とグループ面接だけであり、これは総合型選抜のような試験内容であるといえます。また外国語学部の公募制推薦も、英語と小論とグループ面接ですから、総合型選抜英語ディスカッションと2つ受けることも視野に入れやすい内容となっています。
■入試アドバイス
かつて外国語学部と経営学部国際経営学科で行われていた英語資格取得者特別入試が、外国語学部は英語ディスカッション能力を重視する総合型選抜になり、経営学部国際経営学科は特別入試に属する英語資格取得者入試となりました。さらに名城大学では公募推薦があり、特に受験生が気にするのは特別入試と公募推薦との違いかもしれません。
名城大学の入試日程を調べると、特別入試と公募推薦の日程は同じになっています。これらの入試の違いは調査書が点数に加えられるか否かです。評定が高く調査書で勝負できる受験生は、公募推薦の受験を視野に入れると良いかもしれません。評定が低い場合には、特別入試が良いでしょう。
気になる評定ですが、4.3以上である場合は公募推薦をおすすまします。4.0未満である場合は特別入試の方が良いかもしれません。しかし公募推薦が様々な学部や学科から選べますので、どの学部学科が志望なのかによっても、どちらの入試を選ぶかが変わるかもしれませんね。
■当塾の対策
当塾では、事前に提出する書類の作成、小論文、英語の指導をオンラインで行います。オンラインの良さは、毎日指導が可能であること。特に書類の作成や小論文は、文章の書き方だけではなく、受験する学部の専門知識や考え方などを蓄えていかなくてはなりません。そのためには、小論文を何人かの生徒で見せ合い、意見を共有し合うといった取り組みが必要であり、そうした取り組みをほぼ毎日することが可能です。
■二重まるを選ぶ5つの理由
①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
■説明会・対面授業の情報
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